
R.V. タッカー 金修復学会
R.V. タッカー 金修復学会は、時を超えて価値を持つリチャード・V・タッカー先生の思想と生き方によって形づくられてきました。
私たちの使命は、臨床技術と講義の両面を備えた実践的な勉強会を組織することにより、保存修復治療の専門性と教育レベルを高め、維持することにあります。勉強会、年次総会、日々の臨床において、卓越した歯科治療を実践します。精密な鋳造金修復および金箔充填によるタッカー・テクニックを私たちの主要な修復方法として発展させるとともに、適切で長期的な修復を提供し得る他の材料についても討議します。謙虚さと品位をもって次世代の歯科医師を育成し、教育する機会を提供しています。


清水 雄一郎
歯科医師 / 本部常任理事
成功率が高い治療を提供できる喜び
治療後は、きちんとお手入れすれば、きちんと長持ちする。患者さんの立場からすれば当たり前のことが、今の日本では、とても価値のある治療法です。たった1本のむし歯と思われるかも知れませんが、みなさんが思っている以上に、1度むし歯になった歯を生涯残すのは、本当に難しいことです。
私たちの目標は、高品質なむし歯治療で患者さんの歯をできるだけ長く残すこと。その治療にゴールド(金)を使うのは、いまだに確実にゴールドを越える材料がないからです。ゴールドを越えるほど長持ちする白い材料が登場すれば、私たちの勉強会は、ゴールドではなく、その材料を勉強のテーマに選びます。
私は、歯科大学を卒業後、留学するまでの5年間、一般開業医の元で地域の歯科医療に携わっていました。当時は、他院から転院してくる患者さんを含め、詰めものの再治療をすることが多く、どんなにきちんとむし歯治療をしても、外れたり、2次むし歯によって、再治療が必要になるのは仕方がないことだと思っていました。
どんなに頑張って治療をしても、結果として歯を失うなら、失ったものをきちんと直せるようにインプラントを学ぼう。そう考えて、インプラントの本場アメリカへの留学を決意しました。
しかし、留学先で偶然に、タッカー先生ご自身が行う最高品質のむし歯治療を目の当たりにして、180度考えが変わりました。「再治療が少なく、数十年も長持ちする。この治療ができたら、日本人の歯を残すことができる。歯を失わないなら、失った歯を治すよりも、患者さんを幸せにできる。」
当時タッカー・スタディクラブの秘書官だった、UCLA教授のスティーブンソン先生に、「私は本気で日本人の歯を救いたい。そのためには、是非タッカー・スタディクラブを日本で立ち上げたい」という熱意を伝えました。その後、スティーブンソン先生は、私をワシントン州ポートランドでの幹部会議に招待し、この考えを、幹部に伝える場を用意しました。(当時、この幹部の先生達とは初対面です。)
私のスピーチの後、満場一致で「タッカー・ゴールド・スタディクラブ・ジャパン」の設立が承認され、学会本部の協力を得て、世界最高品質のむし歯治療を、ここ日本の東京を中心としたエリアで提供することができるようになりました。
私は、患者さんに対して、本当に良い治療を提供できたとき、歯科医師として心から満足し、喜びを感じます。
今から40年後に、「この詰めものは、全然壊れなかったね。先生のことを信じて良かったよ。」と言ってもらえる日を楽しみに、私たちメンバー全員、毎日まじめに診療に取り組んでいます。